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「在宅業務を始めたい、件数を増やしたい」
「メディカルケアコーディネーター」にご相談ください!
当社では、従来より在宅業務(居宅療養管理指導)を実施していましたが、在宅業務の仕事量が増えるにつれて様々な問題点が浮上しました。特に、在宅患者様の長期的な安定確保、本人及びご家族様との居宅療養管理指導の契約時間の確保、医療関係者及び介護関係者との情報連携業務時間の確保が問題となりました。当時は、薬剤師が在宅に関わる全ての業務を抱えていた為、業務量が膨大となり質の高い在宅医療を患者様に提供し続ける事に限界を感じていました。
そこで、2018年12月より当社では「メディカルケアコーディネーター」という概念を発案しました。これは、薬剤師が居宅療養管理指導を実施するために必要な手続き等を代行する業務です。当社では、メディカルケアコーディネーターを養成し導入した事で、薬剤師が居宅療養管理指導業務に集中する事が可能となり、結果として効率的かつ長期的に安定して在宅業務に取り組むことが出来るようになりました。下記は当社が実際にメディカルケアコーディネーターを導入した在宅業務件数実績です。
メディカルケアコーディネーター導入後の豊田調剤薬局梅坪店(2024年7月末日閉店)における
在宅患者訪問薬剤管理指導実施件数及び居宅療養管理指導実施件数推移(2018年12月より運用開始)
(左から順に、2018年、2019年、2020年、2021年、2022年、2023年、2024年7月まで)
1月 9件、32件、79件、87件、80件、92件、127件
2月 4件、39件、83件、88件、67件、98件、132件
3月 5件、44件、74件、89件、83件、100件、123件
4月 7件、41件、83件、89件、88件、103件、133件
5月 6件、48件、74件、87件、90件、100件、148件
6月 5件、54件、74件、77件、84件、114件、148件
7月 9件、52件、75件、84件、81件、103件、147件
8月 9件、53件、67件、74件、78件、95件
9月 4件、53件、76件、83件、85件、105件
10月 9件、53件、87件、85件、92件、110件
11月 8件、73件、82件、79件、89件、126件
12月29件、75件、88件、76件、91件、135件
メディカルケアコディーネーターの業務における活躍場面は以下の3点に集約されます。
①新規在宅患者の獲得及び居宅療養管理指導開始までの事前準備
②居宅療養管理指導対象者及び医療・介護関係者への契約や仲介
③病院・訪問看護・ケアマネ・介護関係者等との情報連携や仲介
上記の中で「新規在宅患者の獲得」は、多くの調剤薬局様にとって最大の問題点ではないかと考えています。大手調剤薬局様であれば、スケールメリットを利用して新規の在宅患者様を獲得していますが、当薬局を含めた零細企業では、在宅患者様に出会う機会が少ない為、在宅訪問への参画が難しいのが現状だと思います。「薬剤師に実力が無い」から在宅業務に関われないのではなく、ただ単に「在宅に関わる機会に出会えない」だけだと考えています。しかし、2025年問題等を含め、薬剤師の在宅業務が必要とされています。
そこで、「メディカルケアコーディネーター」という新しい概念と業務を薬局業務に加える事で、在宅医療で本当に困っている患者様を見つけ、国が調剤薬局に期待している医療資源(居宅での薬剤管理指導や地域包括ケアへの参画等)を提供する事が可能となります。
「メディカルケアコーディネーター」という職種が遠くない未来において、薬剤師と在宅患者様の縁を取り持つ大切な役割を担ってくれることでしょう。更に、在宅業務において、多大な業務を補佐してくれる頼もしいパートナーになり得る事は間違いないでしょう。
*当社では2021年1月現在、「メディカルケアコーディネーター」が3名在籍し、在宅補助業務にて活躍しています。
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